大学生が初めての投資をする時、ぜひともおすすめしたいのが暗号通貨として知られるビットコイン(Bitcoin)だ。
ビットコインとは2009年に登場した新しい「電子マネー決済システム」であると多くのサイトや解説書では説明されているが、暗号通貨について詳しく知らない人にとってはあまり実感のわかない言葉だろう。
ここではビットコインについて、大学生のような投資初心者でも理解しやすいように要点をいくつかに絞って分かりやすく解説していく。
このページで書かれている項目に目を通せば、あなたもビットコインがどのようなシステムなのか、さらにはなぜ今注目されていて、投資対象としておすすめできるのかが分かるだろう。
- コインチェック
(一番簡単にビットコインが買える+10種類の仮想通貨が買える初心者向け) - ビットバンク(チャート機能の評判がいい)
- ビットフライヤー(ビットコインFXをしたい人向け)
- GMOコイン(大手のIT企業GMOが運営)
ビットコインのアカウントは携帯で無料で作ることができる。早速作ってみたい人はこのページで作り方を解説しているので目を通してほしい。
【2019年最新版】ビットコインの買い方・売り方について分かりやすく解説
このページの内容
ビットコインとは

By: fdecomite
ビットコインが難しそうと思われる理由にその独特な用語が挙げられる。「暗号通貨」や「ブロックチェーン」など今まで耳にしたことのない言葉によって解説されるので敬遠しがちかもしれないが、簡単に言うとビットコインとは「価値が変動する電子通貨」である。
電子マネーのSUICAやPASMO、WAONなど私たちが普段使っている電子通貨はチャージ(入金)した金額の価値がその後に増減することはないが、ビットコインをはじめとする暗号通貨は常に価値が上下するのが特徴だと言える。
1ドルが日本円に対して、110円などと値を付けるようにビットコイン1枚当たりにも値段が付いている。ここでその金額の高さに驚く人もいるかもしれないが、ビットコインは2019年7月現在1枚当たり日本円換算でおよそ100万円近くの価値を持っているのだ。
ビットコイン1枚の値段は高い。しかし1枚よりも小さい単位でやり取りできる
ここで疑問に思う人がいるかもしれない。1枚当たりの金額が100万円もするのなら、投資する額も多く用意しなければならないし、大金が動くリスクがあるので、低額・低リスクの投資ではないので危ないのではないかと。
しかしビットコインは1枚単位よりも小さい単位、例えば0.01枚や0.0001枚単位でも保持、取引をすることができる。つまり、ビットコインは1枚当たりの値段は高いが、1枚よりも小さな単位が存在するため小さい額からの投資・運用ができるということだ。
- ビットコインは価値が変動する電子通貨
- 2019年7月現在、1枚約100万円の価値がある
- 1枚よりも小さい単位で保有が可能
ビットコインの特徴とメリット

By: AIR FORCE ONE
ここまで簡単に解説してきたビットコインの特徴として特に知っておいてもらいたいものをいくつかピックアップしてそのメリットともに説明していく。
ビットコインは少額投資が可能
まず、ビットコイン投資は少額からの運用が可能である。上に述べたように2019年7月時点でビットコイン1枚当たりの価値は日本円でおよそ100万円だが、取引所などで取引する際には1枚よりも小さい単位で売買ができる。
日本円で換算すると1000円ほどのお金からでも売買が可能なため、株式投資やFXのようなある程度の初期投資額のかかる投資と比較して、スタートするハードルが低いことが魅力であり、特徴の一つである。
このサイトを運営する私自身もスタート当初はわずか5000円からのスタートだったことからも分かるように、他のどのような投資と比べても初期費用が抑えられるのがビットコインの特徴であると言える。特に大学生のようなあまり資本金がない人にとっては初めての投資としてビットコインは経済の流れを把握するための最良の投資といえるかもしれない。
ビットコインはアカウント開設が簡単
ビットコイン投資の魅力はそのハードルの低さにもある。株式口座を新たに開設しようとなると、申込書の記入や免許証の提示、あるいは住民票の写しなどが必要になるケースがある。時期によっては開設までにかかる時間が1カ月を超える場合もあり、せっかくその気になって株式投資を始めようと思っても開始までに時間がかかるためにモチベーションが下がってしまうケースも見受けられる。
それに対して、ビットコインはメールアドレスの登録と電話番号の登録をするだけで数分でアカウントを取得できるため、アカウント開設までのハードルが桁違いに低い。アカウントが開設されたら、自分のアカウントに希望する金額を振り込むだけなのでビットコインは始めようと思い立ったその日からでも始められる開設スピーディーな投資なのだ。
ちなみに:個人的なおすすめ取引所について
ビットコインを取り扱っている取引所は数多くあるものの、スマホやパソコンで初心者が問題なくビットコインを売買できるユーザーフレンドリーなところはそれほど多くない。
個人的にはビットコインFXや高機能トレードをしたいならビットフライヤー、ビットコイン+リップルなど色々な種類の仮想通貨を携帯・パソコンで売り買いしたいならコインチェックをおすすめする。
ビットコインの将来性
ビットコインの将来性についてもここでは言及しておく。ビットコインはボラティリティー(変化の波)が高い通貨であると言われており、将来的に大きく価値を伸ばす期待ができる。
その理由の一つにビットコインは流通量があらかじめ決まっている通貨だという特徴を付け加える必要があるだろう。ビットコインは最大で2100万枚までしか発行されないと決まっているため今後希少性が増す一方なのだ。わずかな額でもビットコインを保有しておけば将来的に価値が跳ね上がっている可能性を大きく含んだ期待が集まる通貨なのだ。
ビットコインのリスク

By: Paul Cross
ここまではビットコインのプラスの側面に注目してきたが、何事にもメリットとデメリットは付きものである。ビットコインを投資目的で運用する場合にどのようなリスクが考えられるか以下にその代表的なものをいくつか挙げていく。
価値が変動しやすい
ビットコインは他の通貨と比べて価値が変動しやすい通貨である。
2016年の6月ごろに60,000円に満たなかった1枚当たりの価値が、2019年7月では100万円となり、その価値が10倍以上に上がっているのだ。
ただしこのままひたすらビットコインの価値が上がり調子なのかと言われたら必ずしもそうではなく、今後、価値が下落していく可能性もある。
ただし、上で述べたようにビットコインは最初から最大発行枚数が2100万枚と決まっており、現在既に1700万枚以上が発行されているため、長い目で見るとその価値は上昇傾向にあるといえる。
政府機関による規制の対象になる可能性
ビットコインはここ数年で誕生した新しい通貨であるため、現時点ではほとんど規制が存在しない。
将来的に暗号通貨が世間一般に認知されるようになった際に政府としては国家が発行する紙幣が暗号通貨へと流れていくことを妨げるために規制が入る可能性がゼロパーセントではない。
大学生にとってのビットコイン最大のメリット
上で述べられたようないくつかのデメリットは存在するものの、ビットコインを少額からでも保有しておくことは数多くのメリットがある。
その中でも大学生や専門学生のようなこれから社会に出る人にとっては、学生時代に低リスクでお金の動きを肌で感じ取れるため、ビットコインを少額で始めることは特におすすめしたい。
ビットコインのような新たな概念が登場した時に、意味が分からないからといって怖がるのではなく少しでも体験してみようと思う気持ちが大切であり、大学生の場合ほとんどリスクがないのだから挑戦することで損をすることはないだろう。
ビットコインの始め方
最後にビットコインの始め方について紹介する。ビットコインを購入したり、売買する場所として取引所というものがいくつか存在しており、ここではその中でも人気かつ手数料の低いビットコイン取引所を紹介していく。
- コインチェック
(一番簡単にビットコインが買える+10種類の仮想通貨が買える初心者向け) - ビットバンク(チャート機能の評判がいい)
- ビットフライヤー(ビットコインFXをしたい人向け)
- GMOコイン(大手のIT企業GMOが運営)
いくつかのビットコイン取引所を試した中で最も簡単にアカウントが開設できてビットコイン取引を始められるのは上記の取引所だ。いずれのサイトでもメールアドレスを登録して送信されたメールに従って電話番号認証を行えば5分もかからずに無料でアカウントを作ることができるので挑戦してみてほしい。